血糖値が高い状態が慢性的に続くと、全身の血管を中心とした組織に変性・機能喪失が起こり、網膜症や腎症、神経障害、動脈硬化など、さまざまな症状が現われます。
しかし、血糖値が低ければいいかというと、そんな単純な話でもありません。体の細胞がキチンと活動するためには、エネルギー源となる血糖が欠かせません。血糖値が低下すると、だるさや頭痛、集中力の低下、意識障害など、深刻な問題が発生してしまいます。
このように、血糖値が高くなりすぎたり、低くなりすぎたりすると体に悪影響を及ぼすため、人間の体にはインスリンやグルカゴンといったホルモンの働きで、血糖を一定に保つ仕組みが備わっているのです。
例えば、長時間食事が取れずに血糖を補給できないような場合は、肝臓や筋肉に保存された糖質をブドウ糖に変換して、血糖値を高めるグルカゴンというホルモンが働きます。
逆に食事によって血糖値が高まると、血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌されますが、糖尿病の人は、このインスリンがスムーズに作用しないため、高血糖状態に陥ってしまうのです。


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